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倒産・動向記事

新型コロナウイルス関連倒産 2020/10/16 (金) 08:27:35
業 種インターネットカフェ経営
商 号株式会社サンコーなど2社
 <サンコー>
企業コード600392211
所在地広島県
倒産態様破産手続き開始決定受ける
負債額負債21億7000万円
「広島」 (株)サンコー(資本金1000万円、広島市西区庚午南1−9−2、代表三好敏雄氏、従業員40名)と、関係会社の(株)カキタ(企業コード:600657236、資本金1000万円、同所、同代表、従業員20名)の2社は、10月15日に広島地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人には、福田浩弁護士(広島市中区上八丁堀4−1 アーバンビューグランドタワー10階、弁護士法人あすか、電話082−227−7145)が選任されている。

 (株)サンコーは、1982年(昭和57年)5月に「アサヒ書店」の屋号で書籍小売りを目的に創業した後、「レンタルビデオポパイ出汐店」を83年(昭和58年)10月にオープンして以降、レンタルビデオ・CD店の運営を本格化して86年(昭和61年)6月に法人改組された。広島市内を中心に多店舗化を推進し、2000年代に入ってインターネットカフェを広島市内中心部の本通商店街のほか関東方面でも積極的に出店し、2008年4月期には年収入高約33億5400万円を計上していた。

 しかし、その後はレンタルビデオ・CD店が大手同業者との競合に加え、スマートフォンの普及による利用者の減少などで業績の低迷が続いたため不採算店舗を閉鎖していた。その一方で、首都圏でのインターネットカフェ店の増設や喫茶店、飲食店などを開設してきたが、業績全体を底上げするまでには至らず、近年の年売上高は27億円前後にとどまっていた。

 この間、年商規模にまで膨れあがった借入金が収益を圧迫して厳しい資金繰りを余儀なくされ、仕入れコストや人件費の削減に努めながらスポンサーや事業譲渡先を模索してきたが奏功しなかった。債権者から破産を申し立てられるなか、営業を継続してきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休業を余儀なくされ、緊急事態宣言の解除後も集客は回復せず、事業の継続を断念した。

 (株)カキタは、1984年(昭和59年)6月創業、2008年(平成20年)5月に法人改組され、(株)サンコーと同様の事業を展開していたが、同社に連鎖した。

 申し立て時点の負債は、金融債務を中心に、(株)サンコーが約17億円、(株)カキタが約4億7000万円だが、変動する可能性がある。

 広島県内での新型コロナウイルス関連倒産は17・18件目で、中国地方では33・34件目となる。

 なお、インターネットカフェ「メディアカフェポパイ」は複数の企業が同じ店舗名で運営しており、現在も通常通り営業を継続している店舗もある。


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